魔法使いの青年と、貧しい没落貴族のラピア。
幼い頃に出会い、将来一緒になることを誓いあった二人。
身分違いの恋は難しい。
人目の付く場所で会うことはできず、隠れるように逢瀬を続けていた。
しかし、大人に近づくほどそれも難しくなり、二人は別々の道を歩き出す。
魔法使いは魔法学校での勉学に忙殺される。
ラピアは上流階級に返り咲きたい家族の道具として
家に閉じ込められ、貴族好みの教養や芸術を詰め込まれる。
そうして、上流階級に取り入るための餌として
ある貴族の男と結婚させられた。
しかし、その裏で彼女は単なる奴○人形として貴族たちに弄ばれ続け、
その果てに亡くなってしまう。
彼女の死を知って魔法使いはひどく後悔した。
もっと一緒に居たかったし、話したいこともたくさんあった。
一見無表情で冷たいけれど、内に多くの感情や言葉を秘めている子だった。
そんな彼女が、何も言わずに亡くなるなんて、きっと何か理由があったに違いない。
彼女にもう一度会いたい衝動を抑えられず、彼は墓を暴きラピアの死体を盗み出す。
そして、禁じられた交霊術を行い彼女を蘇らせる準備を進めていた。
この禁術を使った者は皆一様に破滅的な末路を迎えるという。
それでも構わない。
魔法使いは全てを覚悟した上で、ラピアの死体に魔法をかける。

1,蘇った幼馴染
禁術によって死体の中に呼び戻され蘇ったラピア。
幼馴染との突然の再会に呆然としている彼女に、何が起きたのかを説明する。
(プロローグ)

2,誘惑に耐えてみて?

久しぶりに出会ったラピアは深い傷を抱えているらしい。
心を閉ざしており、体を好き勝手に弄ぶために自分を蘇らせたのではないかと彼に疑念を抱く。
そうして、わざと情欲を煽るようなしぐさで彼を誘惑しはじめ、
彼の本性を試そうとする。
誘惑に耐えて、彼女を安心させてあげなければ……
(誘惑/耳元喘ぎ)

3,やさしくつながって心を通わせる

見事誘惑に打ち勝った彼の本心を知ってラピアはようやく心を開く。
大好きな人のために、男性への恐怖に怯えつつも、体を許してくれる。
心を通わせて一緒に幸せになれるように、
二人はゆっくりとやさしく体を重ね、繋がり合う。
(ハグ/キス/正常位/騎乗位)

4,禁術の代償～魂の世界で、ひとつになる

束の間の幸せな日常を享受する二人。
しかし、その蜜月は長くは続かなかった。
ある日のこと。
死体を墓から盗み出して禁術を使った罪で
魔法使いは魔法学校から追及を受ける。
その罪は非常に重く、残酷に処刑されることが決まった。
彼が死ねば、その魔力で動くラピアもいずれ動かなくなるだろう。
その前に、彼はある提案を持ちかける。
死は二人を永遠に引き裂くのか、それとも……?
(エピローグ/二人で一緒に添い寝)

本編1時間6分+おまけ音声10分程度(喘ぎ声ループ・寝息ループ)

シナリオ:linearspace(@space_linear)
イラスト:猫箸(@312tikuwa)
CV.砂糖しお(@sato_sioo)