〇浦碓千歳(うらうす　ちとせ)　14歳　CV・中村桜
本作のヒロイン。中学二年の少女。
カーリングは大好きだが、氷上に立てないくらいの運動オンチ。ただし、ストーンを操るセンスは抜群で、コースが空いてさえいれば百パーセント、サークルの中心にストーンを置ける。(この能力の本質はサークルの中心にストーンを置けることではなく、狙った場所にストーンを置く事ができる技術なのだが、本人は気づいていない)
　明るく優しいが、その背景には父親の病死があり、暗い方へ気持ちになりそうな自分を見ないようにしている。父親との約束を大切にしている。

〇和泉沢旭(いずみさわ　あさひ)14歳　CV・廣田悠美
　ボーイッシュな少女。
競技大会でカーリングを見て興味を持った素人。ルールもよく知らない。運動神経抜群でセンスもいい。カーリングは分からないが、天性の勘の良さでコースの状態を瞬時に見極める力に長けている。(氷表面の凹凸、傾斜、相手が考える今後の試合運び等)ただし、読めるだけで、ストーンを操る技術はない。飄々としてさっぱりした性格だが、一瞬の集中力は凄い。

〇月形十華(つきがた　とおか)　14歳　CV・古木のぞみ
　カーリング部に唯一所属する二年生。
こちらも母親が元カーリングの競技大会選手で、千歳の母親とはチームメイトだった。親の姿を見て、自分も母親のようなカーリング選手になると決めて中学に入学するが、あまりのレベルの低さと、部員の意識の低さに愕然とし、ケンカを売った挙げ句、意識の低い部員をことごとく追い出してしまう。学校では悪い意味で有名人。気の強いぼっち。
プライドが高く負けず嫌い。このままではカーリング部が存続出来ないと分かっていても、遊び気分でカーリングをやろうとする連中を許せない。
幼い頃からカーリングをやっていただけあって、上手い。

〇浦碓　岬(うらうす　みさき)　39歳　CV・長谷瞳
千歳の母親が元競技大会のカーリング選手。旦那は亡くなる寸前まで、カーリングを世に広めるために指導者になることを夢見ていた。岬はその思いを受け継ぐ。明るく天真爛漫な子供のような面と、母親として厳しく、大人の女性特有の直感を持ち合わせている。