とある街角の、小さなカフェ。
昼間は落ち着いた常連たちでにぎわい、夜になると静かな空間へと変わる。
そんなカフェのカウンターにいるのは、ちょっと気だるげで、甘くからかうような微笑みを浮かべた「小悪魔なお姉さん」。

いつの間にか通うのが習慣になった君。
コーヒーの香りに誘われるように通い続けるうちに、少しずつ近づいていく距離、交わされる言葉、触れた指先。
そして——心に芽生えていく、誰にも言えない特別な想い。

「ねぇ……もう、他の誰にも見せたくないんだよ」

この作品は、カフェの片隅で紡がれる、ふたりだけの“ひとりじめ”の時間を描いた
作品です。
優しく、時にドキッとさせられるような距離感で、
大人びたお姉さんとの“甘くて少し切ない恋の始まり”をお届けします。